
※この記事は冒頭にmix元の記事、①ナツさんによる"【Word Craft will be continued】女神は未来を唄う【クローバー】"を記載しております。
コピー&ペーストの都合で実際の記事よりも行間が詰まっております。ご了承ください。
元記事はこちら。
こちら①もまた、私②てるるの"【Patrick Mojii】マーメイドスキャンダラスは現パロじゃない"をインスパイアしておりますし、本記事③回る地球から追い、追い続ける君が作り出す新たな夢も、②をインスパイアしたり対句を設定しています。
読まずとも楽しめますが、未読の方は②→①→③の順番で読むことをオススメします。
長くなりましたが、こちらはナツさん主催【DUGOUT ARCHIVIST】への参加記事です。
トレイラーはこちらです。
まとめ記事はこちら。
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「マーメイドスキャンダラス」を聴いて、おとぎ話の「人魚姫」を連想する人はきっと多いだろう。
"12時時計塔の下 新しいワンピースで"
"雨のせいでたどり着いてしまった 無機質なおとぎ話の結末は"
"そっと抜け出したパーティーも 大好きだったあの映画も"
では、この「クローバー」という楽曲を聴いて、とあるおとぎ話を連想する人はどれくらいいるのだろうか?
もし連想できたするのならば、おそらく答えはあまり変わらないだろう。
そう、あの灰を被ったお姫さまのお話を。
一瞬だけのパーティーの煌めきも、運命に導かれるような再会も…UNISON SQUARE GARDENというロックバンドの存在にリンクする部分が大きいように感じる。
ただ、マーメイドスキャンダラスのように密接なリンクやインスパイアを感じるといえば、答えはノーとなってしまうのかもしれない。
今記事の共作者であるてるるさんは、マーメイドスキャンダラスを人魚姫とは異なるが、非常に近しいテイストのおとぎ話を見ているかのようだと上記のブログで形容していた。
では、クローバーはどうだろうか?
いわば、創作の外である"第四の壁"を超えず、読み手としてそのストーリーをのぞいているのが前者であるとして。
クローバーはもっと身近な…近しい目線を覗くことができる曲であるように感じる。
"君がここにいないことで あなたがここにいないことで まわってしまう地球なら別にいらないんだけどな"
あえて、"君"と"あなた"と別の二人称を使っている歌詞。
君はきっと目の前の誰かを指しているような近い目線を感じるが、あなたは別のテイストであるようにも捉えられた。
例えば、過去の愛おしい記憶だったり、未来の希望に思いを馳せたり…同じ相手だとしても、どこか時間軸が異なるような違いも感じられたように思う。
君に近しい存在の軽やかさを感じるとしたならば、あなたは一聴では語れないような大切な強い気持ちがあるのではないだろうか。
そんな現在とその前後が交わる歌詞たち。
そして、そんな世界はいらないとはっきり宣えてしまうような意志の固さ。
どこか破滅的かもしれないが、それでも揺るぎない思いを感じざるを得ない純粋な思いは決して客観的な立場では吐けない言の葉であるのだろう。
その後に続く歌詞たちも…
"未来のパズルに続いてる"
"また会おうって言ったフローリア"
花の女神が未来への希望を紡ぐことで、その関係性が決して崩れることなく、これからも続くことが示されているようにも捉えられる。
気づけばその思いに感情移入してしまう…歌い手や作り手とリンクしてしまうような胸に灯る熱い何かを感じてしまう。
自分自身が曲の世界観の入り込こんでいくような…そんな没入感を味わっているのかもしれない。
"雨のせいでたどり着いてしまった 無機質なおとぎ話の結末は"
"今日になれば誰も覚えてないよ"
"ただひとつだけ気になることがあるんだが"
その結末はシンデレラのようにハッピーエンドなのか?
それだと、ある意味で無機質な結末になるのだろうか?
だとすれば、この曲もはっきりとおとぎ話とリンクしているのかもしれない。
文字通り…定型文すぎて誰の記憶にも残らないのかもしれないが。
そんなある種の諦めに近い感情も歌声からは感じられるが、それでも何かを伝えたい…そんな希望を醸し出す展開から最後の主旋律に繋がっていく。
何か諦めきれないような強い強いメロディに乗せられて。
そうして、1番のサビを繰り返した後に、最後にとある一節が加えられていた。
"「好きだよ」って言ったフローリア"
それは、大仰なおとぎ話ではあまり味わえないようなストレートな思いの結晶である。
きっとパズルみたいにバラバラで、完成系はまだ見えないのが現在であろう。
宝石みたいな煌めきも砕けていてはまだ価値を感じられないのかもしれない。
では、その結末は杓子定規な内容になるのだろうか?
答えはおそらくノーだと思う。
女神が愛の言葉を唄うのならば。
それは誰も見たことのない未来に繋がっているのだろう。
まやかしではない、生きる価値のある世界が待っているはずだ。
幸せな気持ちで"あなた"を見つめる。
そんな確かな未来が僕にはハッキリ見えた。
ナツ氏、2026.4.『【Word Craft will be continued】女神は未来を唄う【クローバー】』
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"Sto riavvolgendo la molla del carillon."
最初まで、ネジを巻き戻しています…………
"Piano, con delicatezza, per non romperla."
ゆっくりと、壊さないように……
"Così che possa ricominciare a vivere…"
███、██████…
女神が唄う愛の歌。
それをオルゴールにして、ネジを巻いて、最初に戻したら?
女神は、大事にしてきたそのオルゴールを手に取って、アンドロメダという星の名から始まる物語の中に置いてあげたのでした。そうすると、それはまた、違った音を奏で始めました。
見上げるというのはなんてロマンチックなのでしょうか。地面がなければ、見上げるという行為はできないのです。宇宙に浮かぶ星には、星を見上げるという行為の楽しさが分からないでしょう。草原と星空のコントラストも知らないでしょう。目を閉じて、草原を踏みしめる音を感じながら、疲れるまで走って、走って、寝そべってみたら目の前が星の海だった、ということもできないのです。
今日は『女神は愛を唄う』の中で語られなかった部分の『クローバー』についてお話しましょう。これは星も知らないおとぎ話。
もしかしたら、地球という星に住む人には、『灰かぶりのお姫さま』のほど魅力的ではなく、当たり前の、現実の話に聞こえるかもしれません。
クローバーという植物は、基本的に3枚の葉をもちますが、それ以上の枚数をもつものがあります。
それはある3人の星追い達の物語でした。
アルキメデスが恋に落ちた 11月の約束の日
大人への境界嫌って星空と手を繋いだ
そのからくりで時を止めた まやかしじゃないその世界は
未来のパズルに続いてる
地球人なら彼のことを物理学者として知っている人の方が多いでしょう。彼は王様に頼まれて、職人に作らせた純金の王冠に銀が混ぜられていないか、壊さずに調べることになった、という話で有名なんだそうです。
彼は数学者ユークリッドに師事して、密度とか、てこの法則とか、様々な法則を見つけました。でもじつは、彼もまた、星空を測ろうとした星追いなのです。
アルキメデスは宇宙の大きさについてたくさん考えました。
彼の考えた"宇宙"は球体で、天動説を背景に、地球を中心として地球から太陽までの距離を半径とする球だったのでした。
11月はじめごろに星空を見上げると、もしかしたらオリオン座流星群が見えるかもしれません。
オリオン座は、地球人の肉眼で見ると、三等星以上の7つしか目につかないかもしれない。でも7は特別な意味を持つと言われています。7つ葉のクローバーの花言葉は「無限の幸福(Euphoria)」です。東の空の点から無数に光の軌跡が見えるのはまさに幸福だろうと思います。
流星群というのは非常に短い間に極大を迎えます。だから、もし一緒に流星群を見たければ、約束をしなければなりません。そして、そんな日に曇天になる、ということがあれば、さぞ、悔しいでしょうね。これは地球人の皆様はよく共感してくださるのですが、「雨雲に銃でも撃ってやろうか」と思うでしょうね。
1番よくみる3つ葉のクローバーの花言葉が「約束」であるのは、クローバーを目にする度に思い出して、約束の日を忘れないでいて貰うため、なのかもしれません。
彼はのちにプラネタリウムの原型をつくりました。実際の星の動きを見ることができる模型です。娯楽としてつくった星空「風」ではなく、再現したものです。彼は、人々が思い浮かべる夢だった星空を、1歩、真実へと近づけました。
同じようにプラネタリウムの原型である太陽系儀をつくった、
彼のあとに生まれた星追いで、コペルニクスが知られています。over driverを見てみましょう。
Yeah over driver 木枯らしに歯向かうコペルニクス
Yeah over driver ギリギリがよく似合うねパラダイム
また、over driverにはこのような言葉も。
Yeah over driver キザなガリレオが頭を狙う
ガリレオ・ガリレイは、コペルニクスの没後20年後に生まれました。アルキメデスと、その先生のユークリッドの本を読んで、医学から物理学などに転身して、ガリレオ式望遠鏡(ガリレオのショーケース)を生み出したのです。
転がり出してきた反転性の残像
ガリレオのショーケースは空っぽだ
反転性の残像とは、望遠鏡を表しそうですが、ガリレオ式望遠鏡は正立像で反転ではなく、事実をそのまま映し出します。もちろん受け入れたくない事実も。みなが信じなかった地動説を裏付ける証拠が望遠鏡だったわけですが、異端審問を受けて、彼のショーは終わってしまったのです。
君がここにいないことで あなたがここにいないことで
回ってしまう地球なら別にいらないんだけどなあ
異端判決後、彼がつぶやいたとされる言葉はあまりにも有名です。
"E pur si mouve "
(それでも地球は動く)
これが本当の発言だとしたら、証拠を見せられても、信じようとせず、地球は動いていないと主張する人に対して言ったという解釈になると思います。
ガリレオの主張を信じられなかった一般人に対し、彼らの信条を考慮しても愚かしいと思いますか?
(もちろん、民意の代表が私情を振りかざし、彼を処刑したのはあるべき姿ではないと思います)
君がいない地球なら要らない、という彼に、それでも地球は動くと呼びかけることができますか?
明日なんて来なければいいのにと、思っていても、明日が早く来ればいいのに、と思っていても、人間誰しも明日が同じ速さで来てしまうのです。宇宙に朝も、夜もありませんが、人間はそういう苦しみを抱えています。
夢ならば思い通りになるのにな
"La melodia del carillon sta rallentando…"
(オルゴールの音が、ゆっくりになってきています……)
ガリレオのその後が気になる人が少しいるようですね。彼は終身刑を宣告されましたが、実際は自宅軟禁まで減刑され、自宅にて、失明してもなお後世の星追いのために物理の本を残し、彼もまた星になりました。
地球の星追いたちの結末は未来に繋がっていました。限りある命を燃やして、次の星追いたちに繋げてきた軌跡が確実に残っています。
地球人はだれもが星追いでしょう。
人がみな持つ憧れ(星)とは次の憧れを生み、未来へ続く1つも欠けてはならないパズルのピースなのです。もしそのピースが闇の中に落ちていくとき、貴方は逃してはならないと手を伸ばすのでしょう。しかし、同時に変わるべき未来を変えるべきは、自分なのだと気づくのです。
憧れが変えた世界の中にいた自分が、こんどは世界を変えていく番だということにどうしようもなく気づいていく。
だから、そのピースが手元に無くなってしまっても、貴方の動力となり、未来のパズルには繋がっていくのです。
人は涙を流すとき、上を向く癖もあるといいます。
それはきっと、地球が明日も回り続けることを知っていて、なんとか立ち直ろうとしている姿なのです。
おとぎ話の「クローバー」はここで終わり。
それでもまだ貴方はただ一つ疑問に思うという所があるという顔ですね。
方法はあるでしょう。
千夜一夜物語の語り部シェヘラザードすらもおとぎ話として語られるように、おとぎ話の外側にも、またおとぎ話がある。貴方が女神のようにこのオルゴールに触れてみれば……何かが変わるかもしれません。
La melodia del carillon si sta spegnendo a poco a poco…
(オルゴールのメロディーが、だんだん途切れてきました)
"流星群"を見に行く約束をした。
確実にまた見に行ける保証もない。
美しい星の海を観に行くことはできたけれども、
雨雲のせいでその流星群は観えなくなってしまった。
だけど、もう一度。あの日に戻れたら。
楽しい、君とのあの日に戻れたら……
Vuoi che la riavvolga fino al momento in cui comincia a rallentare?
(音がゆっくりになり始めるところまで、巻きますか?)
https://namima.hatenablog.com/draft/entry/WEr5rocl9mgiTe0sVkBwuRbjeUE
